- 受理番号
- 30-21
- 受理年月日
- 平成30年11月19日
- 付託委員会
- 産業環境委員会
- 委員会付託日
- 平成30年12月5日
- 議決年月日
- 議決結果
- 審議未了
- 紹介議員
内容
区のイベントにおいてリユース食器の活用を求める陳情
【陳情の趣旨】
ごみを減らして日本一「地球にやさしいひとのまち」足立区を築いていく一環として、足立区が主催する又は関係するイベントにおいてリユース食器の活用を求めます。
【陳情の理由】
足立区のような都市部における環境対策では、ごみの減量対策が重要です。しかし、区の対策を見ていると、本気でやる気があるのかどうか疑問に感じています。
区が自ら実践し、区民に背中を見せていく事をもっとやってほしいと思います。
循環型社会形成推進基本法では廃棄物・リサイクル対策の優先順位として、リデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)、熱回収、適正処分と位置づけます。使い捨て食器をリサイクルするには大量のエネルギーや資源が必要となります。そのため、一番に発生自体を抑制するリデュース(使い捨て食器を使わない)、そして次にリサイクルよりも省資源・省エネルギーで済むリユース(リユース食器を活用する)、どうしてもそれらができない場合はリサイクルを行う、という実践をぜひ行ってください。
近年サッカー場や野外音楽イベント、ライブハウス、お祭りなどでリユースの取り組みが各地で行われており、ごみの削減やライフスタイルの見直しといった面からリユース食器が注目されています。
紙コップとリユースカップをLCA(ライフサイクルアセスメント・製品の製造〜使用〜廃棄までの環境負荷)で比較した場合、繰り返し使えるリユースカップのほうが環境負荷が低くなることが明らかになっています。
例えばCO₂の排出量で比較した場合、6回リユースすることで紙コップのそれを下回ります。地球温暖化防止推進の立場からも身近に取り組める活動としてリユース食器が注目されています。
リユース食器を使うことは面倒くさいことですが、効率性の追求ばかりでは真に実効性のある環境対策はできません。区のイベントで大幅なごみ減量を実現できれば、区内の家庭や事業所の方にとって、私たちも頑張ろうと思えると思います。ぜひ区が自ら汗をかき、環境対策に本気であることを示してください。
会議録