議員提出第14号 完全な地上デジタルテレビ放送の実施に向けて円滑な移行策を求める意見書
来年(2011年)7月24日をもってアナログテレビ放送を終了、完全に地上デジタルテレビ放送(地デジ)に移行することが予定されている。総務省の調査では、2010年3月時点で地デジの世帯普及率が83.8%と発表された。
しかし、離島・山間地域では普及が遅れており、ビルの陰などで電波が届きにくい施設への対策は達成率が約48%となっている。さらに、共同アンテナ改修が必要なマンションなどへの対応も約77%にとどまっている。
また、現在残存するアナログテレビは推定約3,500万台といわれ、これらは地デジ完全移行で大量の廃棄物となることから、不法投棄の懸念も指摘されている。
完全地デジ化まで1年を切った今、円滑に移行を進めるためには、現在指摘されている諸課題に対して政府を挙げて対応策を打つことが必要である。特に自治体での取り組みが不可欠であり、政府は自治体の取り組みをサポートすべきである。
よって、足立区議会は政府に対し、完全地デジ化に向けて移行が円滑に進むよう、下記事項の早期実現を強く求めるものである。
記