議員提出第11号 公立学校施設における防災機能の整備の推進を求める意見書
公立学校施設は、大規模地震や豪雨などの非常災害時には地域住民の防災拠点として中心的な役割を担っている。
この度の東日本大震災においても、多くの被災住民の避難場所になるとともに、必要な情報を収集・発信する拠点になるなど様々な役割を果たし、その重要性が改めて認識されている。
しかし、多くの公立学校施設では、備蓄倉庫などの防災機能が十分に整備されていなかったため、避難所の運営や被災者の避難生活に支障をきたすなどの問題も浮き彫りになった。
政府は、公立学校施設の耐震化や老朽化対策などの推進を図っているものの、本来これらの施策と並行して全国的に取り組まなければならない防災機能の整備向上については、十分な対策が講じられていないのが実情である。
よって、足立区議会は政府に対し、大規模地震などの災害が発生した際、公立学校施設において地域住民の「安全で安心な避難生活」が確保できるよう、下記事項の早期実施を強く求めるものである。
記