議員提出第7号 婚姻歴のないひとり親世帯に寡婦(寡夫)控除の適用を求める意見書
税法上の定める「寡婦」及び「寡夫」とは、過去に法律婚をしたことのある者と定義されているため、子どもを扶養している婚姻歴のないひとり親世帯には、所得税法・地方税法の定める「寡婦控除」及び「寡夫控除」が適用されない。
これによって算定された所得が、所得税、住民税等の算定基準とされる結果、同じひとり親世帯でありながら、子どもを扶養している婚姻歴のないひとり親世帯は負担が重くなってしまっている。
子どもの最善の利益を尊重する視点に立ち、すべての子どもが心身ともに健やかに成長する権利を保障するためにも、婚姻歴のないひとり親世帯に対して、寡婦(寡夫)控除の適用をすべきである。
よって、足立区議会は国会及び政府に対し、所得税法・地方税法の寡婦(寡夫)控除に関する規定を改正し、すべてのひとり親世帯に適用するよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成28年3月24日
議長名
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
厚生労働大臣あて