議員提出第14号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書
本年8月、茨城県の常磐自動車道で、運転者があおり運転を行った男に高速道路上で停車させられた上、暴行を受けるという事件が発生した。また平成29年6月には、神奈川県内の東名高速道路において、あおり運転を受けて停止した車にトラックが追突し、夫婦が死亡している。こうした事件・事故が相次ぐ中、「あおり運転」をはじめとした極めて悪質・危険な運転に対しては、厳正な対処を望む国民の声が高まっている。
警察庁は、平成30年1月16日に通達を出し、道路交通法違反のみならず、危険運転致死傷罪や暴行罪等のあらゆる法令を駆使して、厳正な取り締まりに取り組んでいるが、いわゆる「あおり運転」に対する規定がなく、防止策の決め手とはなっていない。今後は、あおり運転の厳罰化に向けた法改正や運転免許証の更新時講習などにおける教育のさらなる推進及び広報啓発活動の強化が求められるところである。
よって、足立区議会は国会及び政府に対し、今や社会問題化している「あおり運転」の根絶に向け、安全・安心な交通社会を構築するため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求めるものである。
記