12 少人数学級実施についての陳情
平成19年6月19日
私たちは、昨年行われた全都一斉学力調査の結果が公表されて、教育長さんが、「学力調査で分かったことは、足立区にはまだまだ基礎・基本を身につけていない子が多いことだ。しっかり身につけ卒業させることを、どの学校でも保障する 『公平性』 を担保するために競争原理を導入」と公言されたと知りました。学校間の競争で、子どもたちに本当の学力がつくのでしょうか。今回の学力調査では、そのために過去の問題で練習をした学校があると聞いています。夏休みも短縮して、授業時間を10%増やして学力向上を図る、というなかで私たちは非常に疑問を感じています。
基礎・基本が身についていない子には、身近にいる先生がその子のつまずきを見つけ、働きかけること。学力向上を、というのなら、寄り添って丁寧に見てあげる余裕がほしい。その際に、その子の家庭環境なども理解している担任の先生の指導がなにより望ましい。そのためにも少人数学級でなければ出来ないことだと、私たちは考えています。
学力が身につけば、子どもは自信がつき、イキイキとします。自分が見守られている安心感から、学級全体が安定して、学力の向上につながります。これは実証されていることです。
つきましては、以下について陳情します。
記
1. 早期に、少人数学級を実施してください。