18 在宅酸素療法患者への医療費助成、電気代補助についての陳情
平成15年8月20日
【陳情趣旨】
大気汚染や高齢者の増加にともない、呼吸不全にて酸素療法の患者が増えております。
在宅酸素療法は短期間で終了できるものでなく、長期、または一生涯続けなければならない人が大半です。そのため、医療費の負担が非常に大きく、老人医療の人でも直ぐに窓口負担限度額を超えてしまいます。しかも一疾病だけの人は少なく、他科でも二つ三つと治療しなければならず、窓口支払いが多額でとても三カ月後の償還まで待ってはいられません。また、月二千円から三千円の電気代は全額自己負担です。
ある地域の在宅酸素取り扱い業者が昨年末調査した報告によると、酸素療法を中止した約六〇〇件のうち四割近い人が経済的理由により中止したとのことです。
医療費の支払いが困難なため、途中で酸素療法を中止して命を縮めている人が出できておりますので、次のことを陳情致します。
【陳情項目】
一、酸素療法患者への医療費助成を求める意見書を国へ提出して下さい。
一、酸素療法を維持する電気代を足立区から補助して下さい。