8 災害に備え、避難所へのLPガス機器の備蓄を求める陳情
平成20年4月1日
【陳情の理由】
日本列島は過去多くの大規模地震災害に襲われてきましたが、LPガスは分散型で可搬性に優れたエネルギーである特徴をいかんなく発揮し、調理や給湯等に即日から貴重なエネルギーとして活躍しました。
65万人の人口を抱える足立区においても、大規模災害に備え避難所となる小・中学校等に大型ガスコンロ等のLPガス機器を備蓄していただき、災害への備えを万全のものとしていただきたく陳情します。
1)地震災害に強いLPガスは、阪神・淡路大震災で、11日(都市ガス84日)、新潟中越地震においては大規模余震が続いたこともあり18日(都市ガス53日)、新潟中越沖地震が7日(都市ガス43日)でいち早く完全復旧し、地震災害に強い特性をいかんなく発揮しました。
2)一方、足立区は都市ガスへの依存度が非常に高い地域であり、関東直下型地震等ひとたび大規模地震災害が発生した場合、65万人の人口を抱える足立区にとってエネルギー確保に苦慮することが予想され、地震災害に強いLPガス機器を避難拠点になる場所に備蓄しておくことはきわめて重要なことと思います。
3)大規模災害は発生直後の2日間をいかに乗り切るかが最も重要といわれております。LPガスは通常に使用していてもボンベの残ガスが備蓄と同じ効果があり、約1トン(50sボンベ20本)のガス量で10日間200人分の食事を賄い、給湯及びシャワーを浴びることができます。
【陳情の趣旨】
東京都エルピーガス協会足立支部としては、災害発生の際のエネルギー供給につきましては、災害時協定に基づき優先して提供してまいりますので、災害時の避難所となる小・中学校等にLPガス機器の備蓄を図り、災害に備えた街づくりをより一層推進していただきたくお願いいたします。