1 医師・看護師などを大幅に増員するための法改正を求める陳情
平成21年2月12日
[陳情趣旨]
1.看護師などを大幅に増やし、夜勤の回数を規制するなど看護職員が安心して働き続けられるために、直ちに「看護職員確保法」を改正してください。
2.医師の養成を大幅に増やし、勤務条件の改善をはかるため、医師確保に向けて必要な法律を制定してください。
3.医療・社会保障予算を大幅に引き上げて、国民が安心して医療を受けられるようにしてください。
上記の項目について国に対し、意見書を提出してください。
[陳情理由]
第166回通常国会において、「@医師・看護師など医療従事者を大幅に増員すること、A看護職員の配置基準を、夜間は患者10人に対して1人以上、日勤時は患者4人に対して1人以上とするなど抜本的に改善すること、B夜勤日数を月8日以内に規制するなど、看護職員確保法などを改正すること」を趣旨とする請願が全会一致で採択されました。
しかし現在においても、「医師不足によって地域の病院が閉鎖された」「看護師不足のため病棟が閉鎖された」などの深刻な事態が続いています。また、入院ベッドが減らされて病院から追い出されたり、医療費が高すぎて払えないなど、患者さんが必要な医療が受けられない事態も発生しています。さらに現場では、人員不足などによって過密労働を強いられた結果、退職する医師・看護師などが後を絶ちません。医療をめぐる、このような危機的な状況を打開することは、今や広範な国民の切実な声となっています。
医師・看護師などを大幅に増員するために必要な法律を制定・改正すること、そして国民誰もが安心して医療を受けられるようにするために国の財源を医療・社会保障によりいっそう振り向けることが一刻も早く求められています。
貴区議会におかれましても、上記の陳情趣旨につき、地方自治法第99条に基づき国に対する意見書を提出していただきますよう陳情いたします。