15 オウム真理教(アレフ)の足立区入谷九丁目の施設に関する陳情
平成22年9月9日
オウム真理教は、地下鉄サリン事件をはじめとする数多くの凶悪な犯罪を実行した団体で、無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律(団体規制法)に基づき、現在も観察処分を受けています。アレフに名称変更した現在も活動を継続しており、最近では地下鉄サリン事件前の教祖麻原の説く危険な教義を復活させるなど、アレフに対する社会的な不安は取り除かれていません。
こうした状況の中で、平成22年3月には実質的にアレフである「合同会社宝樹社」が足立区入谷九丁目の不動産を取得し、新たな活動拠点として改修工事が進められています。施設規模は、鉄筋コンクリート造4階建て、延べ床面積1,145uで、完成すれば国内最大規模の活動拠点になるとも聞いております。
この施設は、教祖である麻原が拘置されている東京拘置所からも近く、施設が完成し活動拠点として使用された場合には、出家信者の入居だけではなく、この施設を中心に在家信者が増えることも予想されます。過去の数多くの事件を想起すると地域住民は日増しに不安感を募らせ、眠れない夜を過ごすことは確実です。平穏な入谷地域で生活する住民にとっては寝耳に水のことであり、精神的・財産的に大きな被害を受けることも明白です。
こうしたことから、我々入谷地域に住む住民は、一致団結してアレフの進出を阻止するため「足立入谷地域オウム真理教(アレフ)対策住民協議会」を設立し、入谷地域へのアレフ進出反対運動に取り組んでいます。
足立区議会におかれましては、当協議会の趣旨にご賛同をいただき、@入谷九丁目へのアレフ進出を阻止するための活動にご協力いただくとともに、A団体規制法の強化を求める意見書を国(法務省)等に提出されますよう陳情いたします。