21 国民健康保険料の値上げ分を元にもどして、区民の命と健康を守ることを求める陳情
平成23年9月12日
【陳情理由】
長引く景気低迷に加えて東日本大震災の影響も受けて、区民の暮らしと雇用、中小業者・商店の営業は厳しさを増しています。
こうした中で、東京23区では、4月からの国保料の計算方式が変わり、大幅値上げとなり、特に扶養家族が多く、所得の低い層ほど保険料の負担が重くなっています。足立区でも6月17日から値上げの「通知書」が順次届く中で、子どもの多い家庭で「16万円も増えた」、年金暮らしのお年寄りで「年金は減っているのに国保料は7万円が14万円に倍になった」など、「生活は苦しいままなのに大幅値上げ。これでは生活できない!」と驚きや怒りの声があがっています。
足立区内では、これまでも国保料を払いたくても払えない人が急増して、滞納者は4人に1人になっています。この上、暮らしが苦しい中で、負担が多くなれば、更に滞納者が増え、病気になっても医療を受けられない区民が増えることになりかねません。また、区は、昨年10月から国保の資格証発行を再開しましたが、事実上の保険証の取り上げである資格証発行は憲法25条の生存権を危うくするものです。
区民の命と健康を守るために、区として、国保料の値上げ分を補助し値上げ分を元にもどしていただくこと、資格証の発行をやめるよう強く求めます。
【陳情項目】
@国保料の値上げ分を区が補助して元にもどして下さい。
A国民健康保険証の事実上の取り上げとなる資格証の発行はやめて下さい。