18 土壌検査についての陳情
平成24年9月11日
【陳情趣旨】
放射性物質が沈着しているかどうかを知るために、保育園・小学校・中学校の校庭の土壌検査を行ってください。
【陳情理由】
福島第一原子力発電所事故から1年半が経ちましたが、未だに原子炉の温度は安定せず、燃料の場所も見つかっておりません。9月の初頭には、原子炉への注水量が低下し、原子炉の温度が60度近くまで上がり、緊迫しておりました。
その間も放射性物質を大量に大気に放出し続けております。東京電力もそのことについて肯定の意思をはっきり示していませんし、そして、全く否定していません。
2011年末に野田総理が「冷温停止状態」だとし、終息宣言をいたしました。しかし、東京電力や原子力安全保安院では上述のような発表をしております。
このような中で、昨年足立区ではたくさんの地域の線量を測ってくださり、大変感謝しております。
しかし、今後、放射性物質の汚染度を知る上で、放射線量ではなく、どれくらい土壌に沈着しているかということが必要になってきます。
その理由として、放射性物質は埃に付着して舞うため、数値が安定しないこと、放射性物質がたまっているだろうポイントに行っても、地上1mから測ると数値が出ないということがあります。
そこできちんと計測できるのが、土壌検査ということになります。セシウムは土壌に沈着する性質を持っております。確実な数値を出すためには今のところ一番最適な方法です。
予算として厳しいところもわかっております。人員的に、予算的に難しいのであれば、業者に委託ではなく、市民が土壌採取し、市民測定所で測れば予算は大幅に減ります。足立区に降った放射性物質の量は、福島県の一部よりも高い数値ではないかという情報があります。事実を知り、足立区に住んでいる人々の命・健康を守るために、皆一丸となって行動してまいりましょう。