5 子育て世帯が集中している地域に認可保育園のすみやかな増設を求める陳情
平成25年3月19日
【陳情の趣旨】
足立区では、大規模開発やマンション建設などで人口が流入している地域を中心に、認可保育園が大幅に不足しています。2013年度の入園申請で不承諾通知を受けとった方は、1,507人にのぼりました。「頭が真っ白になった」「先がまったく見えない」などと多くの母親が思い悩み、集団で異議申立し、社会的な注目を集めました。安心して子育てできる地域にするために、認可保育園の増設を柱にした待機児童の解消が、切実に求められます。
いま、長引く不況などを背景に、共働きで子育てしたいという世帯が増えています。仕事をしながら第一子を出産した女性は、5年間で25.2%から34.5%へと大幅に増えました(人口動態職業・産業別調査)。特に足立区では、北千住や新田、綾瀬、東和、梅田、西新井などマンション建設が進む地域に子育て世帯が集中し、激烈な「保活」を強いられています。
保育施設への要望で最も多いのは、認可保育園の増設です。認可外の保育施設はほとんどが2歳までで、再び「保活」の不安な日々を過ごさなければなりません。また、子どもに安心・安全な保育がなされるよう、一定の基準を保障してほしいとの強い願いがあります。安心して子どもを預けて働ける条件を整えるために、認可保育園のすみやかな増設を求めます。
【陳情項目】
子育て世帯が集中している地域に、すみやかに認可保育園を増設してください。