33 学校・保育園給食の食材の放射能測定を求める陳情
平成27年6月15日
【陳情の趣旨】
2011年3月の福島原発事故から4年が経過しました。
福島県民調査報告書の2015年5月18日発表によると、福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は3カ前から9人増えて合計126人になりました。このうち手術を終えた104人の中で、良性結節だったのは1人、他103人は小児甲状腺がんでした。チェルノブイリ事故の経過から、これからも小児甲状腺がんの子供や健康被害は更に増え続けると予想されます。
一方、福島原発の事故は収束の見通しも立たず、汚染水は垂れ流しのままで放射性廃棄物の処理場はめども立たす、山林は除染もされず放置されたままです。
このような環境の悪化の中で、海産物や川魚、原木しいたけ、レンコン、山菜など放射能汚染された食材は市中に流通しており区民に不安を与えています。この不安は今後ますます大きくなって行きます。私達はこれまで「放射能汚染から子ども達の健康を守る」立場で活動して来ましたが、足立区に於いては区民の命と健康を守り、子ども達の健やかな成長を図るべき自治体に於いて、区民の不安に応える姿勢も、子ども達を守る給食対策も甚だ不充分です。
私達は、このような現状から下記項目を陳情いたします。区民の切なる願いをご理解いただいて、実現させていただきますようよろしくお願いいたします。
【陳情の項目】
1.小・中学校、保育園給食の食材の放射能測定を実施し、その数値を全て公表して下さい。