27 衆議院議員選挙での一票の格差の是正を求める意見書の提出を求める陳情
平成29年11月20日
【陳情の趣旨】
衆議院議員選挙における投票価値の不平等状態(いわゆる一票の格差)を是正するよう求める意見書を、総務大臣ほか関係先へ提出してください。
【陳情の理由】
本年10月22日に行われた衆議院議員選挙では、小選挙区ごとの有権者数、いわゆる一票の格差が、有権者数が最も少ない鳥取1区を1とすると、最も多いのは東京13区の1.984だったとされています(『日本経済新聞』2017年10月22日配信、及び『朝日新聞デジタル』2017年10月23日配信などによる)。
東京13区とは、足立区の中部から東部にかけての地域(概ね尾久橋通りの東側)で構成される選挙区です。
つまり大多数の足立区民は、国政に対する発言力を、全国で最も小さく制限された状況に置かれているわけです。
このような状況に対して、私たち足立区が何も異議を唱えないままでいると、足立区民は国政への発言力が全国で最も小さい状況を容認・受忍しているという誤ったメッセージを、国へ発信することになりかねません。
また、国政選挙における足立区民の投票価値が小さいままだと、区民の「自分が投票しても政治は何も変わらない」という投票意欲ひいては投票率の低下をも促し、区民の声がますます国政に反映されにくくなるという悪循環にもつながります。
よって私は、区議会が上に記した意見書を提出することを求めたく、陳情いたします。