16 花畑中学校の事務処理(成績処理)が適正に行われているか教育委員会で検証を求める陳情
令和2年10月13日
【陳情の趣旨】
花畑中学校の事務処理(成績処理)が適正に行われているか疑念があります。そのため、適正に行われているか検証を陳情します。
【陳情の理由】
当方の子息が花畑中学校の1年次に在籍しており、10月9日に通知表が渡されました。
それを見て、いくつかの教科において、得点(評定)に齟齬があると感じたので、首記のとおりに検証を陳情いたします。
まず、7月11日付に花畑中学校から保護者宛に配布された「通知表について」という文書に評価、評定に関する記載がありました。それによると90%以上の達成段階で「5」、80%以上90%未満で「4」、50%以上80%未満で「3」、20%以上50%未満で「2」、20%未満で「1」と記載されています。
今回、花畑中学校の事務処理(成績処理)が適正に行われていない疑念を持ったのは、以下のとおりです。
・保健体育 定期試験の得点「69」で評定が「2」
・技術家庭 定期試験の得点「78」で評定が「3」
・理科 定期試験の得点「90」で評定が「4」
ご覧のように、得点の高い技術家庭が「3」にも関わらず保健体育は「2」。
それならば、じつは国語の定期試験の得点が76点で評定が「4」というのは齟齬なのでしょうか。
達成段階のとおりなら、保健体育は「3」、理科は「4」、国語が「3」ということになるはずです。
観点別評価も加味しての評定というのが学校側の主張と思われますが、観点別評価なるものが主観での評価の温床になっているように思えてなりません。そこに事務処理(成績処理)が適正に行われていない疑念がわいてきます。体育では「学習カード」というもので意欲・関心・態度を判断しています。このカードに記載された文言で意欲・関心・態度が計られています。これは、口のうまい生徒にとっては正に働きますが、口下手な生徒は負と働きます。つまり、頑張る意図がなくとも「がんばる」とか前向きな文言を記載することで意欲的、関心がある、態度よしと判断されることになります。一方、口下手な生徒の場合、できない要素を上げ連ね、できなかったという事実だけで「頑張る」という表現がないだけで意欲なし、関心なし、態度悪しという判断をされます。ここに正当は評価は感じられません。生徒の自己申告に評価の一部をゆだねていることになっています。それは、職務放棄もしくは職務怠慢と言えまいか。
加えて、英語の定期試験の得点は「95」で評価は「5」、数学の定期試験の得点は「94」で評価は「5」でした。こちらの二つに関しては納得しております。
さて、得点と評定の関係については、当方だけの疑念ではなく、知人のご息女(この方も花畑中学校3年生の女子生徒)も評定に辟易しておりました。定期試験の得点が「98」で評定が「4」(強化に関しては不明)。明らかに意味不明の評定です。何か意図的なものを感じます。
絶対評価と称しながら、実際は昭和時代のような相対評価をしているのではないでしょうか。
ちなみに、今年度前期の定期試験はコロナ禍の影響(休校措置)で中間試験がなく、期末試験だけが行われました。そして、当方の子息に遅刻欠席はございません。提出物に関しても期限を遅れたことはございません。
さらに、当方は仕事柄埼玉県八潮市や草加市の地域の中学生の評定を多数知り得る状況にありますが、定期試験の得点「69」で評定「2」というのは見聞きしたことがございません。
ともあれ、首記についての検証を陳情いたします。