22 海を守り漁業関連事業者、従事者の生業と水産物を守る意見書を国に提出することを求める陳情
令和3年11月19日
【陳情の趣旨】
(1)海の環境と水産物を守る
(2)漁業関連事業者、従事者の生業と水産物を守る
以上のために「福島第一原子力発電所内の放射能汚染水を海洋放出する政府方針を撤回し、かつ地上タンクの増強設置等の実施で放出を回避する」ことを国に求める意見書を提出するよう陳情します。
【陳情の理由】
令和3年4月13日、政府は福島第一原子力発電所内の放射能汚染水を海洋放出すると決めました。
原子力発電所爆発事故を起こした原子炉の冷却に使用した水には、大量のトリチウムおよび多核種除去設備で処理してもなお残るトリチウム以外の放射性物質が残留していることが判明しています。
この汚染水を海洋放出した場合、放射能汚染物質が海中生物に与える影響は計り知れず、かつこのことにより漁業者が捕獲・販売する海産物が市場において被る風評によって、生産者、関連事業者の生業に大きな被害が出ることが必至です。また、国際的にも日本国の評価が低下することが考えられます。
しかし、海洋放出は地上タンクを増設・保管を続ければ避けることができ、上記の被害を未然に防ぐことができます。
政府が海洋放出方針を撤回し、海の環境と水産物を守り、漁業関連事業者と従事者の生業を守るために、地上タンクの増強設置を求める意見書を国に提出するよう、陳情します。