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議案名

10 学校の断熱改修について早急な対応を求める陳情

受理日

令和6年9月5日

付託委員会

付託委員会
文教委員会
付託日
令和6年9月25日

本会議議決結果

議決結果
継続審査

紹介議員

内容

【陳情の趣旨】
 学校の断熱改修について早急な対応を求める。
【陳情の理由】
 近年、地球温暖化が深刻化し、世界の平均気温は2023年6月以降13ヶ月連続で月間最高気温を継続しています。また直近では、国内の7月の平均気温も2年続けて過去最高を更新したと報道がされました。
 2018年以降、生徒の熱中症対策として学校へのクーラー設置が進み、現在、設置率は95%を超えています。しかし、クーラーが利かない教室があります。断熱がきちんとされていないからです。
 2023年7月18日、無断熱で日射遮蔽のできていないA小学校最上階教室(外気温最高38.2℃)の表面温度分布を計測したところ、日射熱で高温になる屋根の熱がそのまま天井に伝わるため、天井の温度は42℃に達しており、また、エアコンの設定温度は17℃で、10℃の冷風が吹き出ししていますが、断熱不足で熱侵入が大きすぎるため、室温は31℃までしか下がっていないという結果が出ました。(「学校の断熱改修を、早急に進めてください」change.org署名サイトによる)
 2024年3月に文部科学省が発行した『学校設備のZEB化の手引き』では、改修事例についてのコストや工夫などの取組内容が紹介されており、28ページには以下のように書かれています。
 適切なコストをかけるだけで、新築だけでなく、大規模改修工事においてもZEB化が可能であることが事例からわかりました。しかし、予算や建物個別の要因でZEB化が達成できない大規模改修工事のプロジェクトも多くあると考えられます。このようなZEB化が達成できない大規模改修工事であっても、必ず実施していただきたい工事が、「断熱工事」です。
 断熱改修は、新築・大規模改修工事時だけでなく、耐震改修工事や、その他メンテナンス工事の際にも実施が可能です。また、神奈川県では2024年度に6つの高校・支援学校(厚木王子高校・湘南高校・綾瀬高校・平塚工科高校・小田原東高校・瀬谷支援学校)で、最上階の教室の天井の断熱工事(屋上の全面改修)を単体で実施することが決定しました。
 耐え難い暑さに苦しんでいる子どもたちのために、少しでも早く教室の環境が改善されるよう求めます。
 次の3項を検討事項として陳情いたします。
【陳情項目】
1.学校施設の断熱性能を点検し、性能が低い学校施設のピックアップをお願いします。
2.改修工事などの予定があるものは、その機会を逃さずに断熱改修をお願いします。
3.新築予定の学校施設に高い断熱性能を採用していただけるようお願いします。

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