11 東京都難病医療費等助成制度における「慢性肝炎」の難病指定復活を求める陳情
平成17年7月24日
陳情の趣旨
慢性肝炎の患者に対する東京都の難病医療費の助成制度の継続をお願い致します。
理 由
私の母は現在76歳ですが、慢性肝炎の為、東京都から医療券の交付を受けています。これは、通院と入院の医療費を援助するものですが、この制度は今年の9月30日で経過措置も打ち切られてしまいます。その理由として、慢性肝炎に関しては、治療法が確立された為、他の難病が助成の対象になるという説明がありました。
確かに慢性肝炎に対する治療法は、インターフェロンなどの有効な治療法がありますが、私の母のように高齢で体力や抵抗力のない患者には、インターフェロンの投与はあまりにも負担が大きすぎて、現実的には無理だという話です。となると、一生、通院するしかないということになる訳ですから、ほとんど毎日のように通院している私の母のような患者には、通院費が重くのしかかってきます。足立区の難病患者福祉手当も去年の9月30日で終了したので尚更です。実は私の母は、数年前に離婚した為、年金は雀の涙で、とても生活できるような金額の支給を受けていません。私は長男ですが、賃金の低いアルバイトでやっと暮らしている為、母を援助できないのが実情です。こうした事情を考慮して頂き、せめて東京都の制度(通院と入院の医療費を助成するもの)だけでも継続するよう、都に働きかけて下さるようお願い致します。
私の母のように、生活に困窮している慢性肝炎の患者は、たくさんいると思います。何卒、区議会において都に意見書を提出して下さるようお願い申し上げます。