19 高齢者在宅サービスセンター(通所介護事業)への経営支援に関する請願
平成17年11月21日
浅古みつひさ
ふちわき啓子
米山やすし
【趣 旨】
足立区において社会福祉法人が経営いたしております通所介護施設は12ヶ所あり、介護報酬をもとに事業を行っております。
今回の介護保険法改正(平成17年10月1日実施)で、基本収入であります食事体制加算が廃止され、通所者ならびに社会福祉法人に大きな影響が生じております。
通所介護は機能訓練等のプログラムにより利用者の介護度の重度化を防止するとともに、利用者同士の交流を通して閉じこもりの防止にも非常に効果の高い事業であります。介護予防、重度化防止のため、安心して通所できるよう区の支援をお願いいたします。
【理 由】
平成17年6月22日可決成立いたしました介護保険法(平成17年10月1日)実施では、高齢者在宅サービスセンター(通所介護)の食費は、保険給付の対象外とし、現行の一割負担と食材料費(400円)に加えて食費(調理コスト+高熱水費)も自己負担とするものです。
通所介護につきましては39単位の減算、金額にいたしますと大都市加算(10.72)が通所者に418円がプラスされ、単純計算では昼食一食あたり818円が自己負担となります。
社会福祉法人としてもそのまま転嫁することに躊躇いを感じ、単価決定に相当の時間を要しました。足立区においては各法人とも経営状況・通所率により多少違うものの600円台の半ばになっております。昼食一食あたりの差額1施設あたり200円〜300円を法人が負担しております。
この法人負担につきましては経常経費のコスト削減、委託料の引下げ、設備管理の効率化、常勤職員のさらなる非常勤化で対応してまいりますが短期間はともかく長期にわたりますと事業執行に支障が生じてまいります。通所してまいります区民の介護予防、重度化防止に効果のある事業が安定して継続できますよう足立区の支援をお願いいたします。
【請願項目】
1. 食材料費を除く調理コストの一部の支援をお願いいたします。特に、単独の通所介護施設には手厚い配慮をお願いいたします。