26 足立区内の学年単学級の中学校で、特例として30人学級を実施することを求める陳情
平成17年11月21日
【陳情趣旨】
足立区内の学年単学級の中学校で、特例として30人学級を実施してください。
【陳情理由】
学校選択制度の導入の中で、ここ数年、一部の中学校へ生徒が集中する反面、地域的な事情や交通の不便さなどから、小規模化する学校もでてきています。
そうした学校では、教職員定数が減るうえ、さらに少人数加配の教員も、非常勤に変えられるなど、ますます厳しい環境に置かれてしまいます。
小規模校でも、生徒たちの学校行事や部活動などへの期待は大規模校と変わりないのに、そうした期待に応えきれないのが現状で、このままでは教育条件上の格差が生じていることになります。大きい学校を選んだ子どもと、小さい学校を選んだ子どもとで、学校行事や部活動に参加する機会に差があるのでは、保護者や子どもが自由に学校を選択するという訳にもいかなくなります。これでは、「学校選択制度」の趣旨にも反することになります。
現在文科省は、少人数加配教員の弾力的運用を認めており、少人数学級実施に振り向けることは可能です。弾力的な少人数学級を実施すれば、教員の減少を抑えることができます。小規模校にとって、たった1名であっても、専任の教員が増えることは大きな力になります。生徒たちの学校行事や部活動などへの期待にも、少しは応えられるようになります。
以上の理由により、足立区内の学年単学級の中学校で、特例として30人学級を実施してくださることを請願いたします。