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生きがい奨励金を廃止せず存続するよう求める陳情

03-1 生きがい奨励金を廃止せず存続するよう求める陳情

受理番号
03-1
受理年月日
令和3年2月9日
付託委員会
区民委員会
委員会付託日
令和3年2月24日
議決年月日
令和3年3月23日
議決結果
不採択
紹介議員

内容

 生きがい奨励金を廃止せず存続するよう求める陳情

【陳情の趣旨】
 足立区は、新年度予算案の発表をする中で、「高齢者事業の見直しと再構築」を行うとして、長年続いて来た生きがい奨励金を廃止する案を盛り込みました。
 生きがい奨励金は、70歳以上の方に、毎年11月上旬に、3,000円分の区内共通商品券を贈るというものですが、そもそも、平成2年に「敬老祝い金」が廃止された後に創設され、当初は、70歳以上は5,000円、75歳以上は7,000円が支給され、その後70歳以上に5,000円の区内共通商品券が支給されるようになり、額は減額され続けて、現在は3,000円となっているものの30年以上続けられてきた施策です。
 足立区のホームページには、生きがい奨励金の目的について「生涯を通じ健康で充実した生活を送るため、生涯学習活動・地域活動・福祉活動などの参加を促し、支援すること」と書かれています。
 多くの高齢者の方は、生きがい奨励金が届くのを楽しみにしており、これを廃止することは、上記に掲げた「目的」とは、逆行することになるのではないでしょうか。また、これから70歳となる方たちも、なぜ、「私たちの年からなくなってしまうのか」と思う事でしょう。
 コロナ禍の中で、高齢者は、都内の高齢者施設での感染と死者数が増大するなど、リスクが大きいうえに、人との接触を避けるために外に出ず、孤立を深めるなど、多くの高齢者が不安を募らせています。この時期、国の施策においても、高齢者の生活を一層不安にさせるニュースが続いています。厚生労働省は1月22日に、2021年度に支給する公的年金額を0.1%引き下げると発表、さらに、政府は、75歳以上の高齢者の医療費窓口負担を、年収200万円以上について現行の1割から2割に引き上げる医療制度改革関連法案を2月5日の閣議で決定し今国会に提出しました。
 コロナ禍であるにもかかわらず、このように、高齢者に関わる制度が連続して引き下げられ、負担が重くなる中で、本来、足立区が、自治体として高齢者を励ますことこそが必要なはずですが、逆に、足立区の生きがい奨励金を廃止するということになれば、それに追い打ちをかけることになります。
 同時に、生きがい奨励金は、受け取った商品券で、高齢者が地元の商店に買い物に行くことで、地域の商店と地域経済を支える役割を果たしています。新型コロナ感染拡大によって疲弊している区内の商店にとっても、生きがい奨励金の廃止は、追い打ちをかけることになりかねません。
 高齢者の生きがいにとっても、足立区の地域経済にとっても重要な役割を果たす、生きがい奨励金を廃止せず存続するよう、心からお願いします。
【陳情項目】
1.生きがい奨励金を廃止しないで、今後も続けて下さい。

会議録

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