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都立高校入試にスピーキングテストの点数を加えることを中止し、次年度以降のスピーキングテストの中止を求める意見書を東京都に提出することを求める陳情

04-16 都立高校入試にスピーキングテストの点数を加えることを中止し、次年度以降のスピーキングテストの中止を求める意見書を東京都に提出することを求める陳情

受理番号
04-16
受理年月日
令和4年11月8日
付託委員会
文教委員会
委員会付託日
令和4年12月5日
議決年月日
令和5年3月23日
議決結果
不採択
紹介議員

内容

 都立高校入試にスピーキングテストの点数を加えることを中止し、次年度以降のスピーキングテストの中止を求める意見書を東京都に提出することを求める陳情

【陳情の趣旨】
 都立高校入試にESAT−Jの点数を加えることを中止するよう、並びに次年度以降ESAT−Jを中止するよう、足立区議会として東京都に対して意見書を提出されるよう、陳情いたします。
【陳情の理由】
 東京都教育委員会は、民間事業者(ベネッセ)と協定を結び、令和5年度都立高校入試に於いて英語のスピーキングテストを導入しようとし、11月27日に都立高校を会場にしてスピーキングテスト(以下、ESAT−J)を実施しようとしています。しかしながら、実施に際しては以下のような問題が指摘されていることから陳情します。
1.学校現場では、生徒が英語を話せるように教員と生徒、生徒同士日々学習しています。しかし、ESAT−Jでは、時間制限がある中、タブレットを両手で持ち、緊張状態の中で一方的に話す形態をとります。本来の英語のコミュニケーションは、人対人で行い、間違いがあっても何回も繰り返し話して楽しく学習していくものです。ESAT−Jのやり方は、本来の英語のコミュニケーションとは、かけ離れています。
2.入試制度の変更は、これまで都が責任を持って要項を作成し、説明会を開いてから、保護者にも生徒にも説明し、実施してきましたが、今回、学校や保護者・生徒・都民に十分な説明がなされないまま、実施しようとしていて混乱が生じています。また、前後半の2回に分けての実施は、入試の同一時間の原則に反します。
3.制度ややり方が、公平・公正性に欠け、いろいろと問題を発生させていることです。
 (1)受けられない生徒、受けなくてもいい生徒もいるが、未受験の生徒の方が点数が良くなる場合がある。
 (2)客観的な評価をするには、膨大な時間と手間がかかる。表現の仕方も一通りではないのに、録音した8万人近くの音声をフィリピンに於いて複数の人が、公平かつ正確に採点するのは無理がある。
 (3)録音する際、他の生徒の声を拾ってしまうことがある(何も言えなかった生徒に得点が入っていた例がある)
 (4)入試後に結果が開示されなければならないのに東京都教育委員会は『採点内容の開示には応じない』という採点ミスや操作の不具合があってもブラックボックスとなり都立高校入試の正当性がなくなる。
 (5)配点方法に問題がある(英語が他教科の2倍近い。ESAT−Jは、100点満点が20点満点に換算され、さらに4点刻みの点数になり、境目では、1点差が4点差に拡大し、正確性に欠ける)。
 (6)ESAT−Jの問題内容は、ベネッセによるGTEC Coreに酷似。これをやっている方が有利になる。最初から不公平。公正ではない。利益誘導になる。経済的に厳しい家庭が、不利になる。
 (7)個人情報(生徒の顔写真、住所、テスト結果など)を登録しないと受験できない。情報はベネッセに行く。
 (8)高校入試の試験監督は、高校の教員が行うがESAT−Jでは、「経験不問」「履歴書不要」「スキマバイト」の試験監督が行う。
 (9)ESAT−Jの結果発表は、1月中旬。去年までは、12月には志望校を決めていたので遅すぎる。

会議録

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