- 番号
- 議員提出第16号
- 議決年月日
- 平成17年12月16日
添付ファイル
本文
昨今、通行人や対向車両などに対して改造エアガンを発砲する事件が相次いで発生し、大きな社会問題となっている。エアガン自体は違法ではなく、所持も違法ではないが、改造により威力を増すことによって大変危険な「武器」、「凶器」となる。
警察庁は事件の続発を受けて、10月11日、各都道府県警察等に対して、改造エアガンに対する取り締まりの強化等の通達を出しているが、単に警察による取り締まり強化のみならず、関連する業界団体による自主規制の強化、販売店等への指導強化等、多角的、総合的な対策を講じて、改造エアガンによる事件の再発防止に全力を挙げるべきである。
よって、足立区議会は政府に対し、下記事項を実現するよう強く求めるものである。
記
- インターネットにおけるサイバーパトロールを徹底して、改造エアガン、改造用の部品の販売等について取り締まりを強化すること。
- 前項に関連して、プロバイダーやサイト運営者に対して、改造エアガンの出品や情報提供に関する自主規制を促すこと。
- 玩具としてエアガンを扱っている業界団体に対して、改造防止のための自主規制等を行うよう求めること。
- 青少年への影響を考え、警察等から保護者等に対して、エアガンに関する広報を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成17年12月16日
議長名
内閣総理大臣
経済産業大臣
国家公安委員会委員長あて
会議録