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足立区立伊興前沼保育園民営化計画の協議と凍結についての陳情

15-17 足立区立伊興前沼保育園民営化計画の協議と凍結についての陳情

受理番号
15-17
受理年月日
平成15年9月9日
付託委員会
厚生委員会
委員会付託日
平成15年9月25日
議決年月日
平成15年10月21日
議決結果
不採択
起立多数
紹介議員

内容

 足立区立伊興前沼保育園民営化計画の協議と凍結についての陳情

◆陳情の主旨
一、足立区は伊興前沼保育園の民営化にあたり、良好な保育環境の確保についての 保護者の不安を解消するため保護者が求める協議に応じてください。
一、足立区はその協議の間、当保育園の民営化計画を一時凍結してください。
◆理 由
 去る7月5日に足立区は区立伊興前沼保育園の保護者に対し、平成16年度から当園の民営化を行うという説明会を行いました。保護者にはまったく思いもよらないことで、誰もが耳を疑うものでした。
 区の説明によれば、土地を区が無償で貸し、建物や備品類はすべて民間に無償譲渡する。8月25には広報で民営化法人の公募をし、10月には民営化先を決定、来年3月ころから法人への引継ぎを行う。来年度の当園を皮切りに17年度東部保育園、18年度南花畑保育園と進め、10年間で区立保育園60園のうち20園を民営化する。多様な保育サービスの提供と経費削減が目的であり、メリットはあってもデメリットはないとしています。
 しかし、保護者の中には不安が大きく広がっています。父母会のアンケートでは民営化に「反対」又は「不安」の意思表示をした保護者がほぼ8割にのぼりました。保育士や給食調理士をはじめとした今の職員がいっせいに来年の4月いなくなり、子どもたちはその変化についていけるだろうか、民営化後の区の責任はどうなるのか、なぜ今年度の入園申し込みの際説明がなかったのか、あまりに急な話で保護者と区が話し合う時間が無い、など様々な不安と不満の声があがっています。これまで区内には公設民営と呼ばれる「運営だけを社会福祉法人に委託した区立保育園」が3園ありますが、民営化とは条件が大きく違います。
 今回の伊興前沼保育園を含めた20園もの民営化方針は唐突です。今まで何の説明もなく、保護者や区民に理解が得られているとは思えません。また、今後は社会福祉法人に限らず企業にも区立保育園を委ねていくことも考えられます。経費削減を理由に子育ての大切な環境である保育の質の悪化につながらないと断言できるでしょうか。
 私たちは区の突然の説明と性急な計画に戸惑い、怒り、心配しています。7月25日の第2回説明会も抽象的な説明に終始し、具体的に保育の質の担保が理解できる内容はありませんでした。区の計画ありきの一方的な姿勢に、不安を解消するどころかより一層不安がつのっています。私たちの子どもたちを思う気持ちをご理解頂き、何卒ご採択頂きますようお願いいたします。

会議録

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