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足立区放射能健診と医療を求める陳情

27-5 足立区放射能健診と医療を求める陳情

受理番号
27-5
受理年月日
平成27年2月9日
付託委員会
災害・オウム対策調査特別委員会
委員会付託日
平成27年2月20日
議決年月日
議決結果
審議未了
紹介議員

内容

 足立区放射能健診と医療を求める陳情

【陳情の趣旨】
@放射能健康診断(甲状腺、血液、尿などの検査)を、希望するすべての人に無料でおこなってください
Aその結果、症状のある人には無料の医療をおこなってください(医療費の公費負担)
【陳情の理由】
 2011年3月の福島第一原発事故により、この足立区も深刻な放射能汚染をうけ続けています。チェルノブイリ原発事故(1986年)では、4年目から甲状腺がんなど様々な健康被害が急激に顕在化しました。今年2015年は、福島原発事故から4年目に当たります。放射能による健康被害が心配されるところです。
 すでに福島県では、県民健康調査により小児甲状腺がんが112名となり、手術例も84件を超え、その7割が転移しているなど症状の重いものです。
 足立区は、被ばく線量が年1ミリシーベルト以下なので健康に影響ないと安全を宣言していますが、これは間違いです。年1ミリシーベルト以下(累積100ミリシーベルト以下)でも、時間がたてば健康被害がでてくることがさまざまな研究によって明らかです。放射線量には、これ以下なら安全という閾値はなく、低線量・内部被ばくの危険性を十分に認識しなければなりません。
 放射能の健康への影響を心配し、甲状腺エコー検査と血液検査を受けた場合相当な負担(1回あたり1万7千円前後)がかかります。
 足立区におかれましては、これから放射能による健康被害の顕在化にそなえて、区民で希望するすべての人に、無料で、放射能健康診断(甲状腺、血液、尿など)を定期的に行っていただくよう陳情します。そして、症状のある方については無料の医療を行ってください。低線量・内部被ばくの健康障がいは、確率的影響と言われるように誰にでも出るわけではありませんが、放射能に感受性の高い方、子どもに現れるといいます。健康弱者を切り捨てることなく、区民の健康と命を守る施策を要望します。
 福島原発事故はいまだ収束せず、高濃度汚染水が垂れ流しになり環境中に放射性物質が放出され続けています。放射能から、区民の命と健康を守る行政の拡充を、重ねてお願いします。

会議録

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