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日暮里・舎人ライナーの輸送サービスの改善についての意見書提出を求める陳情

27-37 日暮里・舎人ライナーの輸送サービスの改善についての意見書提出を求める陳情

受理番号
27-37
受理年月日
平成27年7月1日
付託委員会
交通網・都市基盤整備調査特別委員会
委員会付託日
平成27年7月10日
議決年月日
平成29年3月28日
議決結果
採択
紹介議員

内容

 日暮里・舎人ライナーの輸送サービスの改善についての意見書提出を求める陳情

【陳情の趣旨】
 日暮里・舎人ライナーの輸送サービスの改善を求めるため、以下の2点について、東京都交通局他関係先へ意見書を提出してください。
1.現行の5両編成から6〜7両編成に増結を行い、平日朝ラッシュ時の混雑を緩和すること。
2.土曜・休日ダイヤにおける終列車の日暮里駅発車時刻を、平日ダイヤ並みに繰り下げること。
【陳情の理由】
1.平日朝ラッシュ時の混雑緩和について
 日暮里・舎人ライナーでは、開業後に沿線で住宅の供給が進んだ結果、平日の朝ラッシュ時には輸送力不足が深刻化し、扇大橋駅付近から南の各駅では、車いすの人やベビーカーを連れた人が乗車できる余地が無く、ラッシュが終わるまでホームで延々と待ちぼうけを強いられるのが常態化しています。
 これは明らかに、車いすの人やベビーカーを連れた人の交通権(移動の自由)が侵害された状態です。
 日暮里・舎人ライナーは現在すべての列車が5両編成で運行されていますが、日暮里駅では開業時から、7両編成まで対応可能な長さのホームと6両編成分のホームドアが設置可能な壁とが用意されています。また日暮里以外の各駅でも、10両編成程度までホームの延伸が可能な空間が、あらかじめ確保されています。
 これらの設備を有効活用し、全列車を6〜7両編成に増結することで、ラッシュ時でも途中の駅から車いすの人やベビーカーを連れた人が乗車できるよう、混雑を緩和する必要があります。
 私がこれらの点について2014年1月に日暮里・舎人ライナーを運行する東京都交通局へ問い合わせたところ、東京都交通局からは「舎人公園の地下にある車両基地の留置線が5両編成までしか対応できない構造になっているため増結できない」旨の回答がありました。
 しかしそれが本当だとしたら、各駅を将来の増結に備えた構造で建設したこととの整合性が取れなくなる理屈であり、東京都交通局の説明には矛盾があります。
2.土曜・休日ダイヤでの終列車時刻の繰り下げについて
 日暮里・舎人ライナーの最終列車の日暮里駅発車時刻は、平日ダイヤでは0:38なのに対して、土曜・休日ダイヤでは0:00とされています。このため、土曜・休日には東海道新幹線の最終列車である「のぞみ64号」(東京駅23:45着)からでは間に合わないなど、平日と比べてかなりの不便を強いられています。
 私が昨年提出した「日暮里・舎人ライナーの終列車時刻の繰下げについての意見書提出を求める陳情」(26受理番号24)の審査の際の区の報告によれば、東京都交通局は、土曜・休日ダイヤで終列車時刻の繰り下げを行えない理由として、終列車後に行う軌道の保守点検作業に必要な時間(保守間合)を確保するためであること、そしてこの保守間合は日暮里駅付近で保守作業を行う場合に舎人公園の車両基地から作業用車両を往復させるのに必要な時間を基準に設定する必要があること、などを挙げています。
 しかし、日暮里・舎人ライナーと軌道構造が同じ「ゆりかもめ」では、有明駅付近にある車両基地から最も遠い新橋駅付近で保守作業が必要な場合に備えて、汐留駅の近くに保守作業車用の留置線を設置し、前日に作業車をあらかじめ回送しておくことで、終列車の時刻が平日も土曜・休日も同じでありながら、必要な保守間合を確保できています。
 日暮里・舎人ライナーでも、西日暮里駅ホームの日暮里方に、保守作業車用の留置線を設置するのに十分な空間があります。ですから、東京都交通局の「必要な保守間合が確保できなくなるから終列車時刻の繰り下げはできない」という説明に、合理性が無いことは明らかです。
 上記2点に共通しているのは、東京都交通局が、実際には可能な対策を不可能だと嘘をつき改善を怠る不作為によって、日暮里・舎人ライナーの利便性が損なわれ、沿線住民に不利益を及ぼしている点であると言えます。
 以上の理由から私は、東京都交通局が、日暮里・舎人ライナーの沿線住民の交通権を最大限に尊重すべき責務を軽んじている事実があることに鑑み、これを改めるよう促す目的で、標記の意見書を提出していただけるよう区議会に求めたく、関係資料を添えて再度陳情いたします。
(添付資料省略)

会議録

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