医療的ケア児への支援強化についての陳情
29-9 医療的ケア児への支援強化についての陳情
- 受理番号
- 29-9
- 受理年月日
- 平成29年3月14日
- 付託委員会
- 文教委員会
- 委員会付託日
- 平成29年3月28日
- 議決年月日
- 議決結果
- 審議未了
- 紹介議員
内容
医療的ケア児への支援強化についての陳情【陳情の趣旨】
1．文部科学省の「インクルーシブ教育システム推進事業」による経費補助を申請し、足立区においても、医療的ケアのための看護師等の学校現場への配置を進めてください。
２．同省が推進する「学校における医療的ケア実施体制構築事業」を、足立区が受託し、医療的ケアのための校内の支援体制や研修体制の充実を図ってください。
【陳情の理由】
昨今、周産期や新生児期医療の目覚ましい進展によって、高度な医療技術を受けながら、地域や学校で生活する子どもたちが足立区内でも増えています。
知的障がいはなく、また歩行もできるが、人工呼吸器、痰の吸引、胃ろうなど経管栄養による食事摂取等の医療的なケアを常時必要とする子どもたち（以下、医療的ケア児）の場合、本人や保護者が普通学校を希望したとしても、学校に看護師が配置されていなければ、受け入れは極めて困難な状況です。
しかし、インクルーシブ教育の推進、並びに子どもとその保護者の自己選択に基づいた生活を保障する観点からは、医療的ケア児が包括的に支えられる教育環境が早急に整備されることが必要です。
まずは導入として、今春、具体的な入学希望があった第十一中学校、亀田小学校、古千谷小学校の3校に看護師を配置した上で、高度な医療に依存する子どもに対応できるよう研修し、さらに、知識を持った医師が定期的に学校訪問し看護師を援助する体制を作る必要があります。
