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区立あやせ保育園の都立東綾瀬公園への移転計画の再考を求める陳情

29-13 区立あやせ保育園の都立東綾瀬公園への移転計画の再考を求める陳情

受理番号
29-13
受理年月日
平成29年5月30日
付託委員会
待機児童・子どもの貧困対策調査特別委員会
委員会付託日
平成29年6月9日
議決年月日
平成29年10月20日
議決結果
不採択
紹介議員

内容

 区立あやせ保育園の都立東綾瀬公園への移転計画の再考を求める陳情

【陳情の趣旨】
 区立あやせ保育園の都立東綾瀬公園への移転計画の再考を求めます。
【陳情の理由】
 平成29年5月12日及び同月20日に、区立東綾瀬小学校にて開催されたあやせ保育園の都立東綾瀬公園への移転計画(以下「本計画」)に関する足立区役所主催の説明会が実施されました。足立区役所から本計画に関する検討状況の説明に関し、賛意を示した住民は皆無であり、近隣住民による移転先再考を求める署名運動も始まっています。
 既に5月22日の国家戦略特別区域諮問会議において、本計画は認定されたとの報に接しました。しかし、私は、移転候補地周辺に居住する住民として、また、2人の未就学児の父親として、足立区役所からの説明には、以下の問題点があると考えています。どうか区民の声に真摯に耳を傾け、本計画の再検討を行っていただくよう強く要請します。
1.本計画に関する情報提供の不足・透明性の欠如
 地域コミュニティの理解なくして、保育園運営が成功するはずはありません。保育所の移転に最も影響を受ける地域住民や保育者への情報提供及び意見聴取を本計画の構想段階(昨年末)の時点で行うべきであったと考えます。国家戦略特別区域諮問会議の認定は受けましたが、本計画の事業者は足立区であるため、足立区の判断で、設置場所の調整等を行うことは、今からでも遅くないはずです。
2.国家戦略特区制度の本来の趣旨
 そもそも国家戦略特区制度を利用した都立公園への保育園の設置は、待機児童対策として、保育所を新設するために必要な場所を確保するために認められるのが制度本来の趣旨のはずです。しかし今回の足立区の計画は、既存保育園の移設のため、定員が120名から130名に10名程度増えるにとどまり、費用約4億5千万円を投入するにも関わらず、待機児童対策としては効果が薄いと考えます。
 折角の国家戦略特区制度を活用し、貴重な多額の税金を投入して行うのであれば、綾瀬地域にマンション等集合住宅の建設が相次いでいる現状も考慮し、東綾瀬公園に保育園を新たに設置し、待機児童対策を一気に進めるべきです。
3.東綾瀬公園内の保育園設置場所の問題点
 既に他の説明会参加者からも指摘されていますが、現在保育園の設置(移転)が予定されている都立東綾瀬公園わんぱく広場は、以下の6つの理由から、保育園の設置場所として、全く不適切です。1点目「住宅密集地における貴重な芝生広場であり、隣接する遊具場と一体として幅広い年代の子どもたちの利用が多く、貴重な遊び場になっていること」、2点目「近隣の園庭を持たない複数の保育園が、園庭代わりに利用していること」、3点目「保育園設置により公園を分断することになり、公園の風致、美観を害すること」、4点目「付近は東綾瀬小学校の通学路となっており、現状案では送迎者用の駐輪・駐車スペースを十分に確保できないため危険であること」、5点目「非常用井戸・トイレを備える災害時の広域避難場所としての機能を損なうことになること」、6点目「現状のあやせ保育園の立地よりも綾瀬駅から離れることとなり、綾瀬駅周辺に保育園が不足している現状に対する根本的解決策とならないこと」が挙げられます。よって、公衆の都市公園の利用に支障を及ぼすため、国家戦略特別区域法施行令第25条第1項及び第2項に抵触し、法令違反の恐れがあります。
 東綾瀬公園内に保育園を設置するならば、わんぱく広場より適切と考えられる立地の案として、公園駐車場又は花壇のある場所(谷中一丁目)、綾瀬駅北側の広場(ハト公園)、屋外プール(すいすいランド)南側の広場が考えられます。
4.地域住民への還元
 どこの場所に建てるにせよ、既存の公園内に新たな建物を建てる以上、地域住民・公園利用者にある程度の負担をかけることは避けられません。負担を相殺し、地域に快く受け入れられるためには、保育園利用者以外にもメリットのある機能を持たせるべきです。

会議録

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