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足立区立上総湊健康学園の存続と教育条件のいっそうの改善・充実を求める陳情

16-30 足立区立上総湊健康学園の存続と教育条件のいっそうの改善・充実を求める陳情

受理番号
16-30
受理年月日
平成16年11月18日
付託委員会
文教委員会
委員会付託日
平成16年12月3日
議決年月日
平成16年12月16日
議決結果
不採択
紹介議員

内容

 足立区立上総湊健康学園の存続と教育条件のいっそうの改善・充実を求める陳情

 足立区教育委員会は、「上総湊健康学園の検討」をしていましたが、今年十月の文教委員会で充分な説明もなしに@受け皿ができたA学園より家庭の教育力をつけるべき、として「一年間の猶予期間を置いた平成十七年度末に廃園とする」報告を行いました。しかし、学園に代わるに値する「受け皿」となるようなものはどこにもありません。
 学園の廃止は、「経費削減」の区政運営から生まれた教育のレベルダウンそのものです。次代を担う子どもたちへの行政責任を放棄し在学する児童の健康や学習する権利を踏みにじるばかりか父母や学園教職員の努力・情熱をないがしろにするもので認めるわけにはいきません。
 上総湊健康学園は、千葉県富津市の海辺に近い山裾にあり、自然環境が良好で寄宿生活をしながら子どもたちの健康の回復・増進を図りつつ学習するには最適な教育施設です。学園には現在、小学校三年生から六年生までが在学(二十八人)し、一人一人に対応した教育を行っています。学習面だけでなく、異年齢児童が共同で寮生活をするため、児童の自立心が向上するなど、その教育効果は計り知れないものがあります。また、入園しても出身校(在籍校)の行事に参加もでき、健康が回復すれば復帰できるのでクラスメートとの結びつきも途絶えることがありません。
 昭和二十五年に開校して以来、学んだ児童数は四二〇〇人を超え、多くの卒園児童が健康を回復して上級学校へ進学し社会人として活躍しているのです。
 自動車公害や食生活の変化に加えて社会環境の様々な変化の中で、ぜん息、肥満や身体の虚弱児童だけでなく「心の虚弱」ともいえる子どもたちが増えています。また、家庭の事情で十分な養育が受けられずに悩み苦しんでいる子どもたちもいます。今、健康学園を必要としている子どもたちが沢山いるのです。それにもかかわらず、一方的に廃園をするようなことは許せません。
 身体の病・虚弱の子どもとともに、「心の虚弱」ともいえる子どもたちや家庭の事情を抱えた子どもたちの、心と体の健康回復を図る場が今まで以上に必要になっています。私たちは、以上のような理由から上総湊健康学園の存続と一層の教育条件の充実を求めるものです。ぜひとも、私たちの願いを聞いていただきたく陳情いたします。
                  記
陳情項目
一、足立区立上総湊健康学園を存続し、教育条件をいっそう改善・充実すること。

会議録

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