- 受理番号
- 03-7
- 受理年月日
- 令和3年3月16日
- 付託委員会
- 建設委員会
- 委員会付託日
- 令和3年3月23日
- 議決年月日
- 議決結果
- 審議未了
- 紹介議員
内容
花畑川の歴史と桜とSDGsな川づくりのための検討委員会設置を求める陳情
【陳情の趣旨】
花畑川の今後の環境整備については、関東唯一といわれる花畑川(運河)の歴史的価値を活かしつつ持続可能な開発(SDGs)を行ない、観光資源となるような「かわまちづくり」をして下さい。その達成をする為、各分野の学識経験者を入れた検討委員会を設けて環境整備を推進して下さい。整備に当たっては、国の交付金を活用できるよう情報収集をして、グローバルな視点で川づくりを行ってください。
【陳情の理由】
(1)歴史的価値を活かした川づくり
花畑運河は、荒川放水路通水に伴う舟運の渋滞を解消するために大正15年に事業決定された。東京府花畑運河計画説明書には、「中川と綾瀬川をつなげば、16qの短縮となり、陸上物資の停滞を緩和する一助となり、経済上に及ぼす利益は少なからずと認め工事を計画せる」とある。東京河口部に多い埋め残しの運河と違って、新しく開削された運河であり、社会・経済面に与えた影響を目に見える形で現代に残す歴史的資源である。足立区は花畑川にもっと誇りを持って、これを活かした川の整備をするべきである。
(2)国連の持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)を踏まえた整備の必要性
No. 4 質の高い教育をみんなに
No.11 住み続けられるまちづくりを
No.13 気候変動に具体的な対策を
No.14 海の豊かさを守ろう
No.15 陸の豊かさも守ろう
No.17 パートナーシップで目標を達成しよう
(3)観光資源としての「かわまちづくり(※)」を目指した計画を
2020年末、東京都観光財団の今後の事業として、「国際会議に参加した訪日外国人のSDGsオプショナルツアーの受け入れを花畑川でしてほしい。英語による花畑運河の歴史説明とEボートでごみひろいを提供できないか」という打診が区内NPOにあった。
これからは、SDGsな川づくりが観光資源になることを踏まえて、また脱炭素化に向けて舟運が復活することも視野に入れて、グローバルな視点でかわまちづくり整備を行なうべきである。それが次世代につなぐ足立区の川づくりになるのだ。
※かわまちづくり
地域が持つ「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、市町村や民間事業者、地域住民と河川管理者が連携の下、「河川空間」と「まち空間」が融合した良好な空間形成を目指す取組です。国土交通省では、かわまちづくりを促進するため、「かわまちづくり」支援制度を設け、河川管理者が支援を行っています。
会議録