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中学校用教科書採択に関する陳情

16-31 中学校用教科書採択に関する陳情

受理番号
16-31
受理年月日
平成16年11月5日
付託委員会
文教委員会
委員会付託日
平成16年12月3日
議決年月日
平成17年12月5日
議決結果
撤回承認
起立なし
紹介議員

内容

 中学校用教科書採択に関する陳情

−陳情項目−
1.平成13年の教科書採択では、特定教科書に対して組織的かつ暴力的な採択妨害が行われました。文部科学省はその実態を憂慮し、翌年8月30日付、各都道府県教育委員会教育長宛「教科書制度の改善について(通知)」を発しました。
 その中に、採択手続きの改善についての第2項に「静ひつな採択環境の確保」があげられています。それに従い、来年行われる採択業務に支障をきたすような外部からの圧力が加えられた場合は毅然とした対応が取れるよう指導・支援に努めてください。

2.教科書採択の権限は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第23条第6号により足立区に設置されている公立校は足立区教育委員会が有しています。
 これは「義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律」(昭和37年法律第60号)施行により明らかにされたように、教育を通じてわが子が健全に成長し、祖国の繁栄と人類の福祉に貢献してくれることを願う親の期待をレイマンである教育委員に託すためです。
 子供たちとわが国の将来を左右する教科書採択には、イデオロギーからの偏向や原理主義的な反戦論に惑わされることなく、高い見識を示されることを切望します。

3.前回の教科書採択の前年、文部科学省は教科書採択の在り方について「改善指導」を出しています。それを受け、東京都教育委員会は平成13年2月8日、横山教育長名で各区市町村教育委員会に「教科書採択事務の改善について(通知)」を発しています。
 その中で教育委員会の権限を形骸化する「学校票」「絞り込み」を否定し、「学習指導要領に示された各教科・分野の『目標』等を最もよく踏まえている教科書を選定する」ことを求めています。
 そして中学校社会科歴史的分野の「わが国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」という「目標」を例示し、具体的改善策を指示しています。
 わが国は学校現場で国旗・国歌を否定する教職員組合に支配されてきました。自国の歴史への愛情や「国民としての自覚」を軍国主義につながるという根拠のない単なる暴論に教科書採択が左右されて来た実態があります。
 文部省(現文部科学省)はこのことを憂慮し、平成2年より再三の改善指導を行ってきました。
 教育の基本には、国や郷土への愛情が不可欠です。またわれわれ大人は子供たちに国や郷土の伝統・文化・歴史を伝え、健全で豊かな人間性を育成する責務があります。
 そのため学校現場の実態をこれ以上看過することはできません。
 東京都教育委員会が指示する改善指導に従い、公正な採択がなされることを陳情いたします。
                            (別紙資料省略)

会議録

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