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日本政府に放射能汚染水の海洋放出をやめるよう意見書の提出を求める陳情

05-40 日本政府に放射能汚染水の海洋放出をやめるよう意見書の提出を求める陳情

受理番号
05-40
受理年月日
令和5年9月5日
付託委員会
災害・オウム対策調査特別委員会
委員会付託日
令和5年9月22日
議決年月日
令和5年10月20日
議決結果
不採択
紹介議員

内容

 日本政府に放射能汚染水の海洋放出をやめるよう意見書の提出を求める陳情

【陳情の趣旨】
 日本政府に放射能汚染水の海洋放出をやめるよう意見書を提出してください。
【陳情の理由】
 2021年4月13日、政府は東京電力福島第一原発事故に伴うアルプス(多核種除去装置)処理水の海洋放出を決めました。海洋放出方針は、漁業者はもとより国民の反対や懸念があるなか、「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」という東京電力と地元漁業者の約束を反故にして決定したものです。「アルプス処理水」は、原発事故を起こした原子炉から発生している放射能汚染水を処理したものであり、通常の原発から放出されているトリチウム水とは違うものです。いったん放出した放射性物質は決して回収できません。何世紀にもわたって環境を汚染し続けるものを、海に捨ててもいいのでしょうか。安全性の担保、国民的理解、国際社会の理解醸成、風評被害対策について、大きな課題として残ったままです。このまま海洋放出が行われることになれば、地域経済に大きな影響を及ぼし震災復興のために払われてきた10年の努力が水泡に帰す大きな懸念があります。今後30年以上の長期間にわたる海洋放出は許されることではありません。廃炉の完了と東日本大震災、原発事故からの復興への道は、関係者、国民との理解と信頼のもとすすめるべきです。
 こうしたことから、日本政府に放射能汚染水の海洋放出をやめるよう意見書の提出を求めます。

会議録

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