- 受理番号
- 06-2
- 受理年月日
- 令和6年6月7日
- 付託委員会
- 文教委員会
- 委員会付託日
- 令和6年6月24日
- 議決年月日
- 議決結果
- 継続審査
- 紹介議員
内容
子どもたちの笑顔をふやし、先生たちが元気になる解決策を求める陳情
【陳情の理由】
先生たちの長時間労働は、深刻です。授業の空き、休み時間もなく、書類作成と報告事務、放課後は様々な会議、中学校は部活動、勤務時間内に明日の授業準備や子どもと向き合う時間は取れません。勤務時間終了後も仕事があり、多くの人が夜7時から9時頃退勤。土日出勤、持ち帰り仕事でカバーしています。
1ヶ月の時間外労働は、小学校で80時間以上、中学校では100時間を超えます。子育て中の人はもっと厳しく、体調を崩して病休・休職される先生、教員を諦め、退職される方も年々増加しています。それによって先生が不足し、先生たちはさらに追い詰められています。
子どもたちも様々な子が増え、指導に工夫が必要です。保護者との協力や対応にも追われています。先生たちに余裕がなくなると、子どもたちは担任の先生に話しづらくなり人間形成上大きな柱を失います。そして不安や悩みを抱え、学校が嫌になり、不登校になったりしています。
現在、足立区内に不登校児童生徒が1000人以上います。先生たちの働く環境悪化が、不登校を大きくしています。一刻も早く改善しないと先生のなり手もいなくなってしまう待ったなしの課題です。
これらを改善するために全国連合小学校長会や全日本中学校長会も『先生の授業の持ちゴマ数を減らすように』(2023年中教審の意見募集への回答から)と回答しています。
一刻も早く先生をふやし、ゆとりを持って教育ができるようにするために次のことをお願いします。
【陳情項目】
1.東京都に対し、1人の教員の授業時間が1日4時間(コマ)以内となるよう、小学校においては、専科教員の増員や英語教師などの配置を行い、中学校においては、週の持ち時数の上限を20時間とする教員配置を行うよう、足立区議会として意見書を提出してください。
2.足立区として、教員が勤務時間内に子どもにかかわる時間を十分に確保しつつ明日の授業の準備がしっかりとできるように、「学校に於ける働き方改革に関する取り組みの徹底について」(2019年3月18日文部科学事務次官通知)に基づき、学校に課している「過度な負担を軽減することに尽力する」とともに、業務の役割分担・適正化をすすめ、また各学校を支援してください。
会議録