- 受理番号
- 06-5
- 受理年月日
- 令和6年6月4日
- 付託委員会
- 総合交通対策調査特別委員会
- 委員会付託日
- 令和6年6月24日
- 議決年月日
- 議決結果
- 継続審査
- 紹介議員
内容
地域住民の足を守るための陳情
【陳情の趣旨】
交通不便地域解消を目的に、社会実験バス「ブンブン号」は、社会実験前を含め地域住民などが参加する検討委員会を何度も重ね合意のもと、区は花畑社会実験ブンブン号に取り組みました。不便地域に想いを寄せて下さり感謝いたします。
しかし、検討委員会を開かず書面開催のみで「本格運行無し。3月22日で終了」との判断がされた事で、住民からの疑問の声が私共に多く届きました。
11月9日の桑袋団地集会所や南花畑住区センターで行った報告集会、区主催の保塚センターと桜花住区センターで行われた地域交通学習会、さらに4月には2回にわたって町自連有志の会が学習会を行い、多くの住民参加がありました。
また、3月4日の花畑町自連による「花畑周辺地域の交通施策を求める区への要望書提出」に対して、2か月経っても区返答が明確になかったため、5月10日に懇談会を開きました。これらの計7回の開催時に届いた「次の交通を求める切実な要望」「区の制度案に対する声」を紹介します。
1.だれもが買い物や医療機関、区役所、郵便局、近隣住区センターへ安心して外出できる、会社や学校(花畑七丁目の都立足立特別支援学校の職能生徒)通勤・通学の移動が安心安全にできる公共交通を。
2.自分の趣味や、友人との交流のために外出できるような公共交通を。
3.区の新しい制度に対して「小さい車両による交通となっても、二種免許保持者の運転手であってほしい」等、住民の声により、以下陳情します。
【陳情の理由】
1.新しい区制度案は、区の主体的な責任ではなく「地域の事は地域が一番知っている」と地域に担わせ、社会実験から本格運行への条件を、区が定めた収支率を条件とする内容としています。高齢化率が高い不便地域ほどすぐに収支率は上がらず、収支率を追うほど地域が運転手をボランティアにする事を選ばざるを得なくなる内容です。
(1)区民のまち、日常生活を支える利便、健康を守る公共の役割として、安心安全な公共交通を区が責任をもって主体的に担ってください。
(2)新しい制度は、一般免許(白タク)、ボランティアの運転手も可能としています。一般免許のボランティア型の運転手での交通を導入している自治体では、高齢者運転手が正面衝突事故を起こしています。これまで担っていた安心の二種免許運転手を前提とした制度にしてください。
(3)新しい制度は、社会実験を行い、本格運行への移行の可否を収支率で判断する内容です。判断の指標は、収支率ではなく「人々の外出できる利便性、幸福感や介護予防効果が向上したか」等を地域の住民アンケートで聴取し利便性向上を図り、本格運行への移行の可否を判断してください。
2.4月から区が協同事業で約6億円を投入し、維持する7つの各路線(社会実験ではなく本格運行)は「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律」上、地域の既存バス事業者と区が連携と協同を行い、一体となった運送サービスの持続可能な提供の確保を方針としての事業です。方針上同様に、花畑団地車庫から桑袋バス車庫まで路線を延伸する検討を交通事業者と共にすすめてください。
3.小さな車両であっても二種免許保持者による安心安全の運転手で、ブンブン号の路線を活かし、地域の提案を中心とした公共交通を検討してください。
4.二種免許保持者の運転、定路定点のグリーンスローモビリティ(狭い道も通れる環境負荷が低い低速の交通・手上げ乗り入れも可)などの早期実現を求めます。
(1)桑袋団地・鷲宿・外ヶ原などの不便地域
(2)花畑団地車庫にアクセスできる路線
(3)南花畑の東武セントラルの花畑車庫廃止・はるかぜ7号廃止予定で生じる不便地域における路線
会議録