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音楽溢れる足立区にする請願

06-15 音楽溢れる足立区にする請願

受理番号
06-15
受理年月日
令和6年12月9日
付託委員会
区民委員会
委員会付託日
令和6年12月20日
議決年月日
令和7年3月24日
議決結果
不採択
紹介議員
長谷川 たかこ

内容

 音楽溢れる足立区にする請願

【請願の趣旨】
 音楽は、「音を楽しむもの」と言われることがあります。しかし、音楽は人間にとって楽しいだけの存在ではありません。第一に、音楽には、感動、心が慰められ落ち着く、心が躍動する、など魂に訴える力があります。第二に、音楽は、人間の生きざまを表しています。労働歌を聴けばその労働が大よそ想像できますし、宗教音楽を聴けば人びとの救済への思い、敬虔な気持ちが感じ取れます。童謡を聴けば子どもの世界が見えてきます。そして、第三に、音楽は、美の追求をとおして、「人間とは何か」と問いかける芸術です。つまり、音楽によって人間は自分自身を見つめ、自分が生きていることを確かめることができ、人間を高めることができるのです。このように音楽を捉えたとき、音楽が、教育の目的である「人格の完成を目指す」にも合致していると考えます。実際、音楽教育は子どもたちの知力、社交性、感性の成長に重要な役割を果たすと考えられており、良質な音楽環境を子どもたちに提供するためには、行政と民間が連携した更なる取組が必要です。
 我々人間は、常に音の中に生きています。人間の基本的感覚である聴覚を用いて繰り広げる人類の文化である音楽に触れることは、人間自身について知ることであり、人間にとって必要不可欠なことではないでしょうか。
 幸い足立区には、東京藝術大学という素晴らしい音楽資源が存在し、多くの音楽愛好家も存在します。これらが垣根なく「地域の音楽資源」として繋がり、それぞれの立場でWin−Winな活動をお互い支え合いながら協力していく事が重要と考えます。
 この素晴らしい特性を持つ音楽を通して、足立区民の感性や人間性を向上させ、さらに住みよい足立区にすることは、足立区の未来を担う子どもたちのためにも有益であると考え、ここに請願するものです。
【請願の理由】
 東京藝術大学千住キャンパスには、音楽環境創造科があります。この日本を代表する芸術大学を、区民のためにもっと活用しない手はありません。
 そこで、まずは、東京藝術大学千住キャンパス及び東京藝術大学OBと足立区の連携の機会を大幅増することです。そのための必要な予算を計上し、以下の年次計画を立て、着実に進めることを要望します。
【請願項目】
1.2025年4月から7月に、東京藝術大学当局、東京藝術大学OBに呼びかけ、足立区を音楽の街にするための戦略会議を行うこと。
2.1での会議をもとに、2025年8月から2026年3月までに、区内施設及び学校等で、演奏活動を従来以上に実施する。
3.2026年4月から7月は、東京藝術大学当局、東京藝術大学OB、その他の音楽家(クラシック以外も含む)にも呼びかけ、1と同様な会議を行う。
4.3の会議をもとに、2026年8月から2027年3月までに、様々なジャンルの音楽を、区内施設及び学校等で演奏活動を実施する。
5.2027年4月以降は、クラシック音楽祭、邦楽音楽祭、ポピュラー音楽祭等を実施する。また、足立区のオーディションを通過した演者は、区内の許可された場所で街頭演奏が行えるようにする。街角ピアノを区内の適当な場所(足立区の東西南北、中央の5か所)に設置し、市民が自由に演奏できるようにする。各種コンクール(クラシック、邦楽、ポピュラー等)を実施する。
  以上、これらの点に着眼点を置いた行政の支援施策の構築を強く求めます。

会議録

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